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「ほんと、すみませんでした。」
食べ終えた食器を洗いながらもう一度謝罪した。
「気にすんな。途中で起こすの諦めたし。」
陽介は笑いながらコーヒーを飲んでいる。
「結局夕方までやることないなら、昼前から出てもいいかなって思って。」
…たしかに。
洗い物を終えて、ソファーに座ってコーヒーを飲む。
「そー言えば、明日はどこで集まんの?」
「あ、言ってなかったっけ?大地が家建てたから新築祝い兼ねて集まろうってなった。」
2年前に幼馴染の千鶴と結婚したと聞いた時は、やっとか…と思ったけど、この歳で家を建てるのは早いと思う。
大地も頑張ってるんだな。
「新築祝い、なんか買って行く?」
「んー。一回家見て、なんか要りそうなもの渡せばいいかなって思ってる。」
素晴らしく適当である。
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