branch 2

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「ちづは、ずっと大地を見てたよ。じゃなきゃあそこで助けに行けないだろ。」 「さすが、元彼は言うことが違うねぇ。」 …初耳ですが。 「え、俺ってちづの元彼なの?」 「え、違うの?」 その噂の発信源はどこなのかよくわからないまま、なんとなく話は終わった。 1時間ほど海を眺めていたら、少し心も落ち着いた気がする。 「街まで出るから、駅に待ち合わせでいい?」 「オッケー。じゃあ家に荷物置いたら駅に向かうわ。」 真っ赤なスポーツカーが、少しだけ夕方に傾いた空の方へ去っていく。 待ち合わせまで少し時間があるから、チビ達にお土産でも置いていこうか。
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