アイツの眼鏡に適う男になりたい②

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アタフタしだしたジョーが面白いけど、早く2人で話がしたい。 そのためには病院から出た方が良さそうだ。 「あれ、そう言えばお前ら…そう言うこと?ま、頑張れよ正貴」 さすがに勘付かれてしまったか。 ……ま、そういうことだから後は頼んだぞ、亮。 「え?え?亮ちゃん?ねえ、私どうして……」 コイツは案外鈍いのか? お前だって優太や亮にいろいろ聞かれたくないだろ? 「あーもうガタガタうるせえな。いいから来いよ」 こうなったらもう強制連行だ。 こうして素顔の俺を曝してしまったからには、きちんと話をする必要がある。 俺はもうジョーにとって憧れの先輩ではなくなってしまったのだろうか? 手を引かれながら小走りに付いて来るジョー。 ずっと何か俺に言いたげにしているのに気付いてはいるけど、わざと黙ったままズンズン歩いて行く。 もうそろそろいいかと思って歩くスピードを落とすと、頭の周りにハテナマークをチラつかせているジョーが俺に問いかける。
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