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俺はスダじゃないぞ。
スガシカオと同じ、スガだ。
それになんだフィリップって!
姉が姉なら、弟も弟だな………全く。
「やだ優太ったら!!あとで叱っときますから…すみません」
「別にいーけど。あの弟、姉貴にそっくりだな!」
驚いたのか、目を見開いて俺を見るジョー。
なんだ、意外だって思ってるのか?
亮だって言ってたぞ、優太が生意気なのは姉貴譲りだってな。
「ちなみに暴露すると、ジョーが学校でも俺のこと陰でフィリップと呼んでることも知ってた」
さっきよりも更に驚愕の事実を知って、思いっきり動揺を見せるジョー。
「え!マジですか?………すみません……」
真っ赤になって小さくなるジョーが可愛くて仕方ない。
今日はジョーのいろんな顔が見ることができたから、収穫は大きかった。
秘密を知られる事になったけど、やっぱり今日は来て良かった。
亮に感謝しないといけないな。
「検討する必要も無くなったな。眼鏡をしてない俺を見たかったんだろ?願いが叶って良かったな。これで満足か…?」
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