アイツの眼鏡に適う男になりたい②

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「私と先輩の秘密ってことにしてはいけませんか?」 秘密……俺とジョーの秘密。 ………悪くないな。 「だけどお前は、こんな俺を見て幻滅したんじゃないのか?忘れた方が都合が良いことだってあるだろ?」 優等生で真面目な俺に好意を持ってくれたんだとしたら、今の俺はジョーの目にどんな風に映っているんだろうか。 「幻滅なんて……する訳ないじゃないですか……」 ちょっとだけ顔が赤くなったような気がする。 俺に照れているのか? 最近だいぶ普通に話せるようになってきても、やっぱりどこか緊張を隠せないジョーが微笑ましくもあるけど、もうちょっと打ち解けられたらって思いもある。 今日はそんな緊張感は感じられなかったし、いつもよりも近い距離感を感じる事が出来た。 「2人だけの秘密、か。いいだろう…ただし、絶対に他言無用だからな!もしもこの秘密を誰かに知られたら……覚悟しとけよ?」 ビクっと小さく震えて、俺を上目使いに見るジョー。 だから……それも反則だっつーの。 「えっ………なにされるんですか?私」 俺のSっ気がムクムクと湧き上がって来るような感覚を覚えた。 不敵な笑みを浮かべ、耳元に囁いてやる。 「決まってんだろ?………………お仕置きだよ」
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