51人が本棚に入れています
本棚に追加
「え!私にくれるって言いませんでした?先輩」
眼鏡を外されてそんなに残念だったのか?
慌てるジョーが可笑しいけど…可愛い。
「何言ってんだ。この眼鏡はもうお前のものだ。」
ただ、今は外させてもらう。
「邪魔だからな……当たったら痛いし」
そう言いながらジョーをグッと引き寄せ、耳元にキスするかのように唇を寄せて、囁いてやる。
「お仕置き、だろ。嫌とは言わせないからな………かほる」
ドサクサに紛れて『かほる』って呼んでみた。
しかしジョーはどうも『お仕置き』の方に意識がイってしまってるみたいだな。
何回か激しく瞬きしたあとで、俺を熱く見つめたかと思ったら、パチッと目を閉じてしまった。
こ、これは………待ってるのか、お仕置きを……。
それじゃ、期待に応えてやらないとな……………。
~END~
最初のコメントを投稿しよう!