第1章

3/7
前へ
/61ページ
次へ
今年の4月から大学に通い始めたが、なんの面白味も無い。 ただ何となく、大学に進学したのだ。 こうなることも予想はしていた。 ただ人気の講義を受けて、何となく単位を取る。 それだけだ。 特別親しい人間もいなければ、サークル活動などもしておらず、一人の時間が自然と増えている。 ――いや、それに関しては苦でも何でもないし、必要なら話す人間はいる。 だが、その程度なんだ。 講義の後にみんなで出掛けて、なんて全く無い。
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加