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『あ~もぅ、スキって言えたら、どんだけ楽になるか』
思わず、アプリのメッセで呟いてしまった。
『またその言葉、いつものごとく出されてもね。お手伝いできない身としては辛いわ((´∀`))』
重苦しい気持ちを吹き飛ばしてくれる、あたたかい返事をしてくれる相手は、友達がバイト先で知り合った、2つ年上の他校の女のコだった。
友達に恋愛相談をしたら、すっごく頼りになる人がバイトの先輩でいるんだということで、紹介してもらったのがキッカケになった。
気づけば1年以上、くだらないやり取りやら恋愛話などなど、いろんなことをチョコさんとメッセージを通じて、鬱憤を晴らしていたりする。
好きな相手に告白できず、ずーっと片想いしてる私は、王領寺 茜(おうりょうじ あかね)市内にある共学の高校に通う2年生。
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