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「何か、遅くまでになったみたい。一人体調不良がでたから」
「まじか。じゃあ俺の家に来れば?」
「え?いや、でも…」
なんか、あの部屋で二人きりになるのは気まずい。
「まだ、話しがあるから」
戸惑う、私の瞳を見つめる。
「わかった」
そうだよね。
今更、場所なんて関係ない。
とにかく、ちゃんと聞かないと。
明日じゃ、聞けないかもしれないから。
私達は玄関の外にあった傘を差す。
そして二人の足音と、雨音を聞きながら、先輩の家へと向かった。
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