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アパートメントを出た俺は
路地を歩いて大通りへと進み…
ーーー広がる青空を再び仰ぐ
君は俺が羽根を休める安寧の巣
そして自由に飛ぶ為の翼
俺を導く希望の光…
俺は君を失ってから
心から安らげる場所を失い
心から笑う事も出来なくなった
広がる青空を見上げたまま
ーーー君を想う…
この空は君の国まで繋がってる
「…日本…か…」
そう呟きながら
逸る鼓動の理由を自覚した
ーーー“君に会いたい”
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