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永遠子の父・三沢晴彦と母・三沢可南子
実家である三神家の墓には
参ろうとも思わないのに…
俺は昔から『三神』より
『三沢』を優先させてきた
それが間違ってるなんて
これっぽっちも思わない
二人には幼い頃から
永遠子同様に我が子のように
可愛がってもらった
墓石を見つめながら
幼き日の思い出が蘇る…
ーーー晴彦おじさん…
「…『約束』を…
守れなくてごめん…」
不意に口から零れた謝罪の言葉…
その謝罪を口にしたら
どうしようもない『葛藤』が
胸の中を駆け巡りーーー…
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