3300人が本棚に入れています
本棚に追加
ーーー永遠子…
「…許されたいから
ここに来た訳じゃない…それでも…」
無意識に拳を握り締め
胸の中の痛みと葛藤を押し殺す
そして常に俺の中に在る
あの約束が蘇る…
『…蒼ちゃんは…
トワを幸せにする青い鳥…』
幼き日に交わした約束を
必ず叶える為にーーーーーー…
俺は誓うように墓前へと告げた…
「永遠子が幸せになるなら
俺は何だってやってやる…」
どんなに痛くても
苦しくて息が出来なくても
たとえ永遠子の未来に俺がいなくても…
それが俺にとっての
ーーー生きる意味になるのだから
・
最初のコメントを投稿しよう!