世界の始まり

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俺がこんな風になってしまったのは 自分自身の責任であり… ただ一つ これだけは『絶対』だと言えることがある それは君が居れば 俺は心から笑えること… それはきっと今も昔も ーーー変わらない 「蒼ちゃん…!」 薔薇が咲き誇る庭で 君が笑顔を向けて俺に呼び掛ける 「トワ…」 周囲から隠れるように 木陰に座り込む俺の傍らに 君は静かに寄り添う… これは俺たちがまだ幼い頃の話 俺が7歳、永遠子が4歳の時だった ・
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