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「――ケンゾ」
びくり、としてしまった。
けれどまた、目覚まし時計と心音がうるさくなる。
……寝言? でも、なんで俺の名前――。
「……ケンゾ?」
今度は疑問形。
よく見ると眉間に皺が寄っている。
何故に険しい顏をする。
「……リョータ?」
小さく、微かに呼んでみた。
すごく近くで、近距離で。
返答はない。
リョータは眠っている。
――今なら、聞いてない……。
彼女いらない、今いいって言った本当の意味。
(時間制限付きでキャスしながら書きました。ここまでしか書けませんでした!)
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