トナリ。

5/9
前へ
/9ページ
次へ
「――ケンゾ」  びくり、としてしまった。 けれどまた、目覚まし時計と心音がうるさくなる。  ……寝言? でも、なんで俺の名前――。 「……ケンゾ?」  今度は疑問形。 よく見ると眉間に皺が寄っている。 何故に険しい顏をする。 「……リョータ?」  小さく、微かに呼んでみた。 すごく近くで、近距離で。 返答はない。 リョータは眠っている。  ――今なら、聞いてない……。  彼女いらない、今いいって言った本当の意味。 (時間制限付きでキャスしながら書きました。ここまでしか書けませんでした!)
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加