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私は黒田さんから逃げるように顔を背け目を瞑った。
熱い。
顔も体の中も、触れられている部分すべてが熱い。
「俺の熱い想いを全部注ぎ込みます」
黒田さんの言葉にパッと目を開き、私は痙攣するように首を振り拒否した。
「あぐっ」
ズキンと走る大きな痛み。
また指が増えた。モゴモゴと私の中を占領する異物。痛い、キツイ、苦しい。私の体内も必死に抵抗してるのを感じる。でもそれは同時に黒田さんの指の形や温度をリアルに伝えてくる。強引な三本の指が出たり入ったりするたびに、汗と涙が溢れ出す。背中にゾクゾクと何度も悪寒が走った。
私がどんなに泣きついても黒田さんの責めは終わらない。夢中で美味しそうに私のしゃぶり、口内で扱きながら、指でパンパンになってる中をひたすら出し入れする。
「うう、ふうああっ、はう、はっ、ん、んんっ、ひあ、あうっ」
「あなたを苦しめたくないんです。一緒に気持ちよくなってほしい。ひとつになりたいんです」
「ひあ、……だめ、ダメです。僕は神に仕える人間んっ! んあ……」
黒田さんは無言のまま指をズルリと抜く。今まで存在していた違和感がフッと消えた。そして、すぐに固くて大きなモノを押し当てたかと思うとズブッと捩じ込んできた。
今までには比べ物にならない質量で圧迫される
「んああああっっっ!」
体が大きく跳ねる。逃れようとする腰を大きな手がガシリと鷲掴み、物体はズンズンと突き進む。体にぶっとい杭を打ち込まれるようにギシギシと体内を半分に裂いていく。
「ああ、すごい。素晴らしい。なんて気持ちいいんだ」
私は迫りくる激痛と恐怖にただただ首を振り続けた。
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