光もたらす者

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 腰を両手で鷲掴み、グプグプといやらしい音を立てながら腰を打ち付ける。ゴリゴリしたところを黒田さんの先端が擦り、また奥へと突き上げる。  目が回る。おかしくなる……。  萎えきってたはずの私のはまた固い芯を持ち始める。 「ひあ! っは、ああ、あ! んっ!」 「はぁ。はぁ。こんなに気持ちいいなんて……想像した以上だ……」 「も、やめて、うくっ、ふぅ……んあっ! し、ぬ……」  黒田さんはズルリと私の体から猛っているモノを抜いた。呼吸を整えながら目を開ければ、それはドロドロに濡れ堂々と天を向いていた。こんな大きいのが今まで自分の中に入っていたなんて信じられない。  黒田さんは両手の自由を奪っていた上着を脱がし、全裸になった私の両手を今度は首に巻いていたタオルできつく縛りあげた。手は既に麻痺したみたいにしびれ、力がまったく入らない。抵抗なんてできやしなかった。 「いやらしい。こんなところでなんて格好だ」 「く、黒田さん、こんなことしたら……わっ」  問答無用で体を後ろ向きにされ、頭をグイと手で押し下げられる。椅子に手を突き、黒田さんへお尻を向ける格好にされた。 「うわあああ」  止める間もなく、また黒田さんのが後ろへズブズブと入ってくる。向きが変わっただけでそのキツさは何倍にも増した。無理矢理入れて肉に突き刺さったままグググッとえぐるように入ってくる。私は背を反らせて震える声で訴えた。 「く、苦しい、痛いです、抜いて……っお願い」 「そうですか。それはいけない。あなたを苦しめるつもりはないんです」  黒田さんはアッサリと抜いてくれた。そして床にあぐらをかき私をそこへ座らせる。 「じゃああなたが動いてください」 「む、むり、わ! あああっっ」
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