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私、江川 真理亜(ｴｶﾞﾜﾏﾘｱ)は、西村 斗貴(ﾆｼﾑﾗﾄｳｷ)と付き合って５年。
去年から一緒にも住んでいる。
「真理亜、今日何時くらいになりそう？」
私の会社は、朝が遅い分、帰りが遅くなることも多い。
「んー、１０時には帰ってこれるかな。ご飯、先食べてていいからね」
寝起きのまま、今にも家を出る斗貴にそう言う。
斗貴の会社は、朝は割と早い分、うちの会社みたいに夜遅くなることはほとんどない。
「んー、お腹すいたら、食べとくよ」
…なんて言う斗貴だけど。
実際、斗貴がご飯を先に食べていたことはほとんどない。
「じゃあ、行ってくるな。真理亜も気をつけて」
チュッと軽いキスを落として、斗貴は出ていった。
朝は私より早く出ていくから先に起きて。
自分の分のついでだと朝ご飯まで作ってくれる。
そして、夜は私より早く帰ってくるから当たり前だと夜ご飯を作って。
私の帰りを待ってくれている斗貴。
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