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家に帰るともう夕飯が用意されていた。
親には今日は珍しく遅かったね、雨宿りしてたんでしょと言われてしまった。
なんとなく今日のことを思い出して恥ずかしくなった。
寝る前に日記を書く。成瀬さんのことも書く。というか、今日の日記の大半は成瀬さんのことだった。
「成瀬さん、今なにしてるかな…」
思わず呟いた。
私はきっと成瀬さんに惹かれているのだと思う。
成瀬さんはこの辺りに住んでいるのだろう。もしかしたらコンビニに行けば会えるかも…いや、でも…。
期待を捨てきれない私は近くのコンビニに行ってみることにした。
我ながら、だいぶん重症だと思った。
今まで恋したことがなかったから、もしかするとこれが普通なのかもしれない。
そうなのだとしたら、恋はとても大変なことなのかもしれないと思った。
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