始まり

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話しかけてみたいと思いつつも、勇気が出せず、そのまま何も行動は起こさず、話を盗み聞きして過ごしていた。 すると、いつのまにか、クラスの友達が彼と仲が良くなっていて、しゅーちゃんと呼んでいた。 相手、男の子なのにちゃん、なんだな、なんか面白い、と思った。 そして、話しかけたいと思い、友達のところに行った。 そうしたら、彼の方から話しかけられた。 秋「あのさ、スクールバス乗ってるよね」 私「うん」 秋「俺、知ってる?」 私「うん、齊藤秋磨くん、でしょ?」 秋「知ってたの?!」 私「いや、だって普通に呼ばれてたでしょ」 秋「そっか」 その時は話すことが出来て嬉しいのと、人見知りな動揺が混じって変な言い方になってしまった。 このちょっぴり変な会話。 これが全ての始まりだった。
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