離してやれない

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「刷り込みでも洗脳でもいいよ。おまえが俺だけのものでいてくれるなら。」 俺はズルい。真白のことは縛り付けるのに、自分は本能のままに他の女たちも抱いてしまって。 「司が私をこんなにしたんだから、私は司だけのものだよ。」 体をこっちに向けると、おもむろに着ているものをすべて脱ぎ捨てた真白は、俺に抱きついて来た。 パジャマ越しにも真白の体が欲情で火照っているのがわかる。そんな可愛い女を俺はギュッと抱き締めた。 「おまえが嫌がっても離してやれない。もう、絶対。どうしても。離してやれない。」
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