第4章

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「幸恵?どうした?」 突然電撃が走ったように固まった幸恵に隆弘は聞いた。 「あ…の…無責任な推理話していい?田村さんが犯人っていう…」 「どんな?」 隆弘が先を促す。坂田も黙って幸恵を見ていた。 「じゃあ…」 「あ!待って念のため堂藤さんにも聞いてもらいましょう」 坂田の提案で三人は堂藤の部屋にむかうことにした。外へでると、101の部屋に鑑識が忙しく出入りしているのがわかった。一見すると何も証拠などないように見える現場も警察の科学捜査にかかれば山のような証拠が見つかるに違いない。 三人はそう思いながら、102のインターフォンを押した。
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