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「ユウに?どこで?」 「河川敷だよ。学校の近くの」 「河川敷か…」 (学校に来ようとしたのかな…)  テルは天井を見上げ、ユウのことを思い浮かべた。 「かなりきつそうだったよ」 またハックがウォンと吠えた。 「ユウと何か話したの?」 「うん、ユウ君の病気のことを少しね」 テルの叔父は立ち上がった。 「医者にかかってないとか言ってたね。悩んでいるみたいだったよ」 テルの叔父はドアを開けながらそう言った。そして、少し床を見つめ何か言いたげなそぶりを見せたが、結局何も言わず部屋を出ていった。 テルは再びノートパソコンの方を向いた。しばらく、画面を見つめていた。ハックも前足を机にかけ、画面をのぞき込んだ。 「わかってるよ。ユウのために調べろって言うんだろ」 テルはそう言って、ハックの頭をなでた。 「ウォン」 「じゃあ、ばあに紅茶でもいれてもらうか」
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