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「他人の癖にはとやかく口を出すつもりは無いっすけど、時と場合を選んでください!
あと、俺はハム子ではなくハムスターです!」
まったく、こんなのがパートナーだとか先が思いやられる…
簡単に言えば俺達は何でも屋ってやつ
成り行きでネズミさんと組むことになったんだが…。
「見てくれハム子!3本に見えないかい!」
ステッキで遊びだしたこいつは何やらかすか分かんないし
仕事は来ないし
おかげで今月も生活ぎりぎり。
観客の野次がひどくなってきた
「ネズミさん、そろそろやばいっすよ。」
ここまで来るとため息しか出ない
会場の入口には険しい顔のオーナーが見えた
「ですよねえ。では、ここで一発。」
何を思ったかネズミさん天高くステッキを振り上げ…
アン、ドゥー、トロアー。
そのままふり下げた
「皆さま、ごきげんよう。」
胡散臭い笑顔を残し
ネズミの姿は消えた
「は…?」
もちろん、後始末は俺の仕事になったのは言うまでも無い
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