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「・・も、もしかして、胸当たってる?」
小さな声で、そう聞くと。
しばしの沈黙の後、棗がこくん、とうなずく。
・・そりゃそうだよね・・ノーブラだもん。
「雪の胸・・めっちゃ柔らかい」
棗が嬉しそうに呟く。
「な・・ば、ばかあ・・」
恥ずかしそうに棗の背中に顔を埋めて目を瞑っていると、
「幸せだ。雪に触れるなんて」
棗がまた、嬉しそうにいう。
・・うぅ、恥ずかしい・・
その時、腕のあたりから、
『参加者全員に連絡します。障害が発生。これより緊急メンテに入ります』
という不思議な音声が流れてきた。
それと共に、グラっと足元が揺れ、ホロホロと崩れれるように、世界が溶け出した。
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