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「ん、じゃあとりあえず、棗にきいてみる」
そう言うと、
「あ、お願いします。棗さんいると心強い」
と王子が嬉しそうにいう。
棗は私がやるゲームはいつも付き合ってくれるのを、王子は知っている。
しかも、強い。
私は棗を釣る餌のようなものだ。
「ちなみにそれって、何人で参加するの?」
私が聞くと王子が答える。
「えっと、チームは10人が基本なんだけど、5人の初期メンバーと、単独参加の5人で構成するみたい」
「・・半分は知らない人かぁ」
「全く知らない人、ってこともないかも?」
王子が首を傾げながらいう。
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