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エッ・・?
・・これって、重力?!
風の音が耳の横で唸りを上げる。
・・加速する。
えっ?!・・お、落ちてる・・!?
構える間もなく、ドンッ、と地面に叩きつけられた。
全身に激痛が走る。
いたた・・
しばらくして、ようやくダメージから立ち直り、ゆっくりと上半身を起こして辺りを見渡すが、全く見覚えのない風景。
緑の草原が辺り一面に広がっている。
どこ、ここ・・
ふと、視線を落とす。
ん?何これ・・
ふと、自分の姿が目に入る。
いつもの服じゃない、ペラペラの布を巻きつけただけのような服。
しかも、
下着もつけてない・・?!なんで??
体もさっきの墜落の衝撃で、あちこち擦りむいて痛いし、頭も重い。
もう一度、ゆっくり辺りを見渡す。
やはり、辺り一面に広がる草原。
人気はない。
少し先には森、みたいな木の生い茂った場所。
シーン、と静まり返っている。
暗くはないから・・昼間かな
でも、ここ・・どこ?!
私の知ってる東京じゃ、ない!
フッ、と気が遠くなり、私は意識を失った。
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