第2章

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「そうかい。ありがとう」 当の本人はさらりとしたもので 相槌程度に僕の肩をさすると笑った。 (どうしよう……) 10分は長い――。 次の沈黙に耐えられるほど 今の僕に余裕はなかった。 「あのっ……!」 なにか話題を探そうと 唐突に身を翻した瞬間――。
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