第2章

13/26
前へ
/26ページ
次へ
「あの夜――」 声を失う執事見習いを憐れむように。 薄紅色した唇が言葉を継いだ。 「君が見てたこと知ってる」 「あの夜……」 つまり、あれだ。 ――気づいてたんだ。 「婚約披露パーティーの日のことね」
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加