第2章

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(だからそういうのだってば!) 心の中で 声にならない声を上げながらも。 「――おいで」 僕は優しくも強引な手に引かれ 彼について行った。 「そこに座って」 「……失礼します」 居間に入ると僕にソファーを進め 坊ちゃんは戸棚から物々しい救急箱を取り出した。
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