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風が頬を通り過ぎて行く ふと ふり返ってみても そこには 何もなく 「ふっ」って 息をはく 「くすっ」って 笑ってしまった 何度目だろうね こんなこと わかっているのに 繰り返してしまう ふり返ったら あなたが笑顔で そこに 立っていてくれる そんな気がして いいかげん もう慣れなくちゃいけないのにね そう思いながら 空を見上げる また 風が冷たくなった
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