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「…や」
「…うや」
誰かの声が遠くに聞こえる気がする。
「起きろー」
うるさいなぁ…
寝かせてくれよ…
「優弥!!」
「あぁ…耳…」
耳元で誰かが叫んでうるさい。
というか…耳がキーンって…
「もう~遅刻するよ。早く起きてー」
「あ、空か…」
朝からうるさく叫んだのは
大場 空(oba sora)。
俺の家の裏に住んでる中学二年。
そして、交際中の彼女だ。
男子と間違われることも少々あるらしい。
この前も他中の女子に告白されたらしい。
「そろそろ出ないと朝練遅れるけど…
寝てていいの?」
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