香る身体

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『黒丸だと言うなら証拠を見せてみろ、俺しかわからない証拠を』 『右の足の裏に小さなホクロがある』 黒丸の言葉に圭介は右の足の裏を渚に見せた。 『どう?』 『あります、小さなホクロが』 『全然築かなかった』 『信じてくれるよな、俺が黒丸だって』 『あぁ…信じるよ、だけど何で人間になったんだ』 『俺が知るか』 黒丸は圭介の隣に座った。 『初めてこの家に来て黒丸と会話が出来たのが関係あるのかな』 『会話?猫と会話したのか』 『なぜかわからないけど、黒丸と話をしてました、なぁ?』 渚は黒丸を見つめ黒丸は頷いた。 『そうか…』 『圭介、仕事に行かなくていいのか』 『あ!…黒丸…』 『渚のことは任せておけ』 黒丸が返事をすると圭介は慌てて出掛けていった。 『黒丸…』 『渚…』 ベットから立ち上がると黒丸は渚に近づき抱き締めた。 『まさか黒丸まで…離して…』 渚は黒丸から離れようと身体を押したその時、黒丸が口を開いた。 『いつ猫に戻るかわからないから、今、言うな…お前と会話が出来たとき運命だと思った…』 『何を言って…』 『好きなんだ…お前と交わりたい…』 『……』 渚は黒丸の身体を押しうつ向いた。 『渚?』 『やっぱりお前も俺の身体が目当てか』 渚は涙目の顔で黒丸を見つめた。 『お前の父親や悠生と一緒にするな、俺はお前が好きだから交わりたいと思ったんだ』 『…黒丸…』 『渚…』 黒丸は顔を近づけ渚の唇にキスをした。 渚は黒丸の優しいキスを受け入れながら黒丸の身体にしがみついた。 そして渚は黒丸に身体を支えられながらベットに倒され再び口づけを交わした。 『んん…』 口づけに感じた渚は火照った顔をしながら唇を離し黒丸を見つめた。 『渚…いいか…』 黒丸は渚を見つめた。 『いいよ…』 渚が返事をすると黒丸は自分のズボンをおろし渚のズボンを脱がせた。 『渚、入れるよ』 『あぁ…』 『…渚…』 黒丸は大事な部分を渚のお尻の穴に入れ腰を揺らした。 『ん…あぁ…』 『渚…』 『黒丸…俺、もういきそう…』 『俺もだ』 黒丸と渚は愛撫に乱れながら身体を重ね気を失うと黒丸と渚は寄り添いながら眠りについた。
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