不死身生活スタート

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 犬かきでもがくが全然進まない。  いくら不死身でも陸に戻れず、一生海で暮らすことを想像したら絶望した。その瞬間恐怖に襲われ俺は叫んだ。 「た、助けてー! 助けてくださーい!」  しかし、波の音にかき消され意味がない。そもそも人が居ないので意味がない。  ハハ、まじやベー。  すると……。  数メートル先にイルカの背ビレみたいなものが見えた。  あれは!! イルカ!? 俺の声を聞いて助けに来てくれたのか!?  これテレビで見たことがある……海で溺れたところをイルカに助けられたと海外の少年が話してた。  奇跡が起きた! 「おーい、イルカさーん! こっちだよー!」  声に従い近づいてきた。  おー来た来た、頭いいなあ。かわゆいなぁ。  ん?  結構でかいな。お父さんイルカかな?
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