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救急車を呼べと叫ぶ者、警察も呼んだ方がいいんじゃないのかと呟く者、ただ泣きじゃくる者、人々の声でざわめき立ち、俺はうるさく感じた。
ん?
うるさく感じた?
あれ??
あれれ??
あれれれ??
って俺死んでないじゃーーーん!!
そう、この時から俺の不死身人生がスタートした。
で、その場をどうしたかというと、騒ぎに紛れて何もなかった振りして逃げましたよ。てゆうか逃げるしかないでしょ。
事情聴取とか面倒臭そうだし、さらには人間扱いされなくなるとか嫌でしょ。
でも何かめちゃくちゃ恥ずかしかったよね。あの人何だったの的な視線が……。
何だかんだでこうして不死身となった俺は、この体を使っていろいろ実験してみることにした。
だってもうこうなりゃ取り敢えずいろいろ試すしかないっしょ。不死身だよ不死身!
ウケるぅぅぅ!
……これからどうなる瀧澤富士男。
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