ファンタジー

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 俺はそんなレオーネちゃんに対しニッコリと笑って見せた。 「フォッフォッフォ、驚くのは時期尚早ですぞ!」  その言葉に対し、レオーネちゃんは悔しそうな顔を見せたが、直ぐに切り替えたのか更なる追撃を仕掛けてきた。  切る、突く、凪ぎ払う等の連撃に継ぐ連撃。 凄まじい嵐のような連撃だ。  しかーし!! チート超人と化した俺は普通ではないのだ!!  近距離で放たれる連撃を寸前で見切り、これまた全てかわした、いや、かわし続けている。今なお攻撃は止まらない。 「す、すげぇ……」  この攻防に、見ていたデイルが感嘆の声をあげた。カッシュも驚いている様子だ。  そして、その後も数十秒この攻防が続いたが、俺が少し大振りな攻撃をステップバックしてかわしたところで漸くレオーネちゃんの動きが止まった。  おっ、チャンス!  俺はその隙に、一旦その場から数メートル後方に飛び退いた。  レオーネちゃんも体勢を整えている。  しかし、あれだけ攻撃していながら息一つ切らしていないとは流石としか言いようがない。  まあ俺もだけどね。
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