ファンタジー

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「フジオ、やるわね。身体強化もせずあれだけの反応は普通じゃないわ。ほんと一体何者? って感じよ」 「フフフ、そんなに知りたいか小娘。ならば主が勝ったら教えてやろう。このマッスル瀧澤の秘密をな!」  レオーネちゃんの言葉に対し、俺はボディビルダーの如くマッスルポーズでそう返した。  恐れるがいい!! 「言ってくれるわね。でもね、私まだ本気じゃないから。それにかわしてるだけじゃ勝てないわよ」  な……に!? マッスル瀧澤をスルーだ……と!? くそ、こんな高等スキルを使いこなすとはヤバすぎるぜ。  しかもさらにやる気を増したようで、体から魔力的な何かが溢れだしていらっしゃる。  怖いよレオたん……。  『マッスル瀧澤って誰だ?』と、こそこそ言ってるデイル君は放っておこう。 「フン、では躱すだけではないということを見せてやる。はぁーーーー!!」  俺は気合いをいれた。  それに反応しレオーネちゃんは身構えた。  行くぜ! 俺考案の必殺技! 「受けてみよ!」  そう言い放ちレオーネちゃん目掛け、超スピードで駆け出した。
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