410人が本棚に入れています
本棚に追加
「フジオ、やるわね。身体強化もせずあれだけの反応は普通じゃないわ。ほんと一体何者? って感じよ」
「フフフ、そんなに知りたいか小娘。ならば主が勝ったら教えてやろう。このマッスル瀧澤の秘密をな!」
レオーネちゃんの言葉に対し、俺はボディビルダーの如くマッスルポーズでそう返した。
恐れるがいい!!
「言ってくれるわね。でもね、私まだ本気じゃないから。それにかわしてるだけじゃ勝てないわよ」
な……に!? マッスル瀧澤をスルーだ……と!? くそ、こんな高等スキルを使いこなすとはヤバすぎるぜ。
しかもさらにやる気を増したようで、体から魔力的な何かが溢れだしていらっしゃる。
怖いよレオたん……。
『マッスル瀧澤って誰だ?』と、こそこそ言ってるデイル君は放っておこう。
「フン、では躱すだけではないということを見せてやる。はぁーーーー!!」
俺は気合いをいれた。
それに反応しレオーネちゃんは身構えた。
行くぜ! 俺考案の必殺技!
「受けてみよ!」
そう言い放ちレオーネちゃん目掛け、超スピードで駆け出した。
最初のコメントを投稿しよう!