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俺は何とか炎地獄から抜け出し、レオーネちゃんを追いかけた。
「むひょー! アニキー! 待ってくださいよぉー!!」
俺が追い付いてからもレオーネちゃんは膨れっ面をしていたが、町に行ったらスイーツを奢るということで許してもらった。
俺、既に尻に敷かれているという……。
それから、俺とレオーネちゃんはみんなのところへ戻ってきた。
「二人ともお疲れさん!! それにしてもフジオっちどうなってんの? あんまダメージもないみたいだし、魔法無しであれはめちゃくちゃ過ぎるだろ!」
デイルが興奮ぎみにそう言うと、カッシュも頷いた。
「特にあのアルティなんとかってやつ、只の投げであの威力は普通じゃないって!」
アルティメットボンバーです。我ながらネーミングダサすぎた。
「まあまあ、落ち着きたまえデイル君。それについてはあとで説明するからさ。それよりも次デイルがやるんだろ、準備はいいのか?」
「あ、いっけねー!! レオーネ、ちょっ待っててくれ!」
デイルは俺達の戦いに興奮しすぎて自分の準備を忘れていたみたいだ。
デイルは焦りながらプロテクターを付け始めた。
焦るちょい天然デイル、おもろ。
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