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「ふ~ん。これで洗うと綺麗になるの?
あっ、あの時の刑事さんだ。」
嶋さんと跡部が通ったのが見えた。
着いていこう。何だか気難しい顔してるなあ。若い刑事さんも浮かない顔してる。どうしたのかな。
警察署まで付いて来て、更に中まで入った。
「へぇ~。ここが刑事課っていう所か。みんな忙しそうだね。」
「おい、こっちに資料をくれ。」
おじさん刑事が言ってる。近くに行っておじさん刑事の隣に立つと、机の上に散らばる資料を覗いた。
「あっ!キタナイおねぇさんだ。あ~あキタナイなぁー。」
おじさん刑事は難しい顔をして資料を眺めてる。
「ねぇ刑事さん。そのキタナイおねぇさん、どうかしたの?キタナイおねぇさんはイラナイでしょ?」
嶋さんと跡部もホワイトボードの前で難しい顔をして何人かと話してる。
僕もホワイトボードの所に行って、貼られてる数枚の写真を見る。
「あっ、キタナイおにぃさんもいる。ねぇ刑事さん、キタナイおにぃさんもキタナイおねぇさんもイラナイでしょ?」
漂白剤の謎?なんだろう…。
刑事さん達の話はつまらない…。でもちょっと面白いもの見つけた!
窓際にいる刑事さん、やる気がないみたい…。仕事は一生懸命にしないといけないって、とうさまが言ってた。とうさまは一生懸命に仕事してる。
あの刑事さん、イラナイ…でしょ。
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