救急搬送 平成27年9月25日

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朝、8時前に 救急搬送の準備が始まりました。 救急車には、私が同乗しましたが 病院の医師、脳外科の主任看護師さんが 乗って下さり、 様々な薬剤や人工呼吸器の挿管チューブなどが 積み込まれ、まるで ドクターカーです。 息子は、 当初から駆け付けて下さった 主人の事務所の方の車に乗せてもらい 救急車を追いかけて来ていました。 看護師さんの指示で、主人の頭部が 揺れないように そっと手のひらで支えました。ずれそうになる、酸素マスクを何度も口元にあてがいました。 救急隊員の方も、揺れが少ないようにと 時速 60キロ程度で 走らせていました。 同乗してくださった看護師さんは、 ストレッチャーが揺れないように 膝で過重をかけたり モニターを見て、降圧剤の調整をして常に 目配りを欠かしません。 盛岡の大学病院に、着くまでの 2時間30分程の 搬送中に 一度 主人の血圧が 65/50位まで下がった時には、 救急車は路肩に一時停止。 また、私の心臓がバクバクし このまま 心臓が止まったらどうしようと… 泣きそうになりました。 看護師さんは、素早く降圧剤点滴を止め 同乗の医師に薬瓶を見せて 心臓の動きを助ける薬剤を入れ、様子を見て 血圧が元に戻り始めると 救急隊員さんに 救急車を走らせるよう 伝えました。 ようやく、盛岡の大学病院に 到着し 救急の手続きをして、気がつくと 同乗してくださった 医師と看護師さんは、救急車で 釜石に戻って行きました。
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