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「エリー、これは何だ?」
政宗はエリーを回収すると、
少女の姿のロボットに搭載していた。
エリーは自分の足で歩き、政宗に近寄っていた。
「分かりません、
お預かりの品なのです」
政宗は、今も両目を包帯で塞がれている。
透視ができないので、手で触れてみたが、
表面には溝ひとつ無かった。
「父ちゃん、
この金属が問題ではないのか?」
時宗は、エリーを見ると照れていた。
エリーはロボットで、人形ではあったが、
どこか愛らしい。
エリーは、政宗の趣味で、
人形師にボディを作って貰っていた。
表情は変化しないが、
見る角度で表情が変わって見えた。
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