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「いや、確かに貴重な金属ではあるけど、
この形にする意味がない」
中に、何かがある。
茶屋町は、この四角を残して、
処分してしまっていた。
使えるものは、ほぼ無かったという。
茶屋町は、巨大なタイヤのみ、
何故か記念に取ってあった。
「からくり、かな」
茶屋町の一言で、
政宗は、パネルを移動できるか確かめていた。
すると、薄くスライドする部分があった。
「なるほど」
少しずつスライドさせると、やっと小さな穴が開いた。
政宗は、中を確認しようとして、
ふと気が付いた。
見えていない。
「茶屋町、中に何があるの?」
音が反響しないので、
音でも判断ができなかった。
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