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「やはり、
ノエル君の不調の原因は、心臓でしょうかね。
政宗君、作ってみませんか?」
加賀の言葉に、
何を作れと言うのだと、政宗が端末を見る。
すると、心臓をデータ化した図が出力されていた。
心臓は生き物のようだ、
しかし、その動きには法則がある。
この大きさで、
機能を備えたモノは作成可能だが、
制御を加えると別のシステムが必要となる。
制御システムは躰の中に入れるのは、難しい。
ならば、
制御は脳の指示に任せ、
機能のみを入れるのならば可能であった。
「…作ってみましょう」
政宗は、ノエルの心臓を作る決意をしていた。
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