Prologue

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出会ったのが昨日のように、今でも覚えている。 辛かった日々を、モノクロだった世界を 伊緒が色づけてくれた 新しい世界を見せてくれた 別れの時が迫る。 空港の人が行き交うど真ん中で、双方の家族が自分たちを見守る中で、 私たちはきつく、きつく、抱きしめ合った。 堂々とそんなことをしても日本と違って、外国では日常茶飯事のことだった。
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