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一方、ユウ君は……
片っ端からドンドンと大騒ぎしてムーちゃんを見つけ始めた。
ムーちゃんは……
怖い!どうしよう!ご主人様~
ユウ君は、疲れたのか
諦めたのか、リビングの真ん中に座り込んでしまった。
そんなユウ君にママは
『ムーちゃんは、知らないお家に来て警戒してるんだから、そっとしておいてあげなきゃ!そのうち、ひょっこり出てくるよ。』
『うん、分かった』
とは言ったものの心の中は………
密かに捕まえる作戦を立てていたのだ。
オモチャ箱を運んできて積み木を取り出し積み重ねて塀を作っている。
おやおや、積み木二段くらいの塀なんて簡単に飛び越えられるのに…猫なんだから!
でも、ユウ君は真剣です。
ムーちゃんは、テレビの後ろからこっそりユウ君を見て首を傾げながらジーッと見てる。
何やってんだ?あの子供は??
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