ユゥ君とムーちゃん☆

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ママの声がした。 『ユウ君~買い物行くわよ』 『ハーイ!行く、行く』  とても肌寒い日でした。 ユウ君は、ムーちゃんの事などすっかりどこかへ…… ママを追って玄関へ向かった!が、引き返してリビングのドアをきっちり閉めた。 ムーちゃんが他の部屋へ行かないようにだ。 ムーちゃんの事忘れてなかったのね。 ガチャと玄関ドアの閉まる音。 車のエンジン音。 静かになったのを見計らって ムーちゃんは、テレビの後ろから頭だけ出して辺りをキョロキョロ(・・ )( 。。) 誰もいないのを確認すると忍び足でソロリソロリと出て来た。 リビングの真ん中まで出てきて、背中をグゥーンと伸ばし猫の得意ポーズ。 「ニャーオン」やった!誰もいないぞ! ユウ君の塀なんて飛び越えるの簡単だよ~ピョンピョン
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