夜のマンション
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何もしなければよかったのにな。 あの時、エレベータで僕達を殺せなかった時点で逃げてればよかったのに。 僕達に手を出さなければ ただの悪霊でいればよかったのに。 でも、今更どうでもいい。 死んだ理由も悪霊になった理由もこの世の未練もどうでもいい。 興味ない。 救う気なんて最初からない。 「何も語らずに消えてなくなれよあんた。」 僕はそれなりに強い力で親の霊をぶん殴った。
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