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「こら!イタズラばかりじゃとバチがあたるぞぃ。」
釣りをしていた、まさ爺との出会いだったズラ。
姿は見えなかったはずズラ?
なのにまさ爺は…最後にきゅうりを置いていったズラ。
次の日も…
次の日も…
毎日、同じ時間にまさ爺は釣りをしていたズラ。
まさ爺は…釣りをしながら独り言をずっと言ってたズラ。
へちまは…いつもこっそり聞いていたズラ。
まさ爺の話を聞いてると、なんかホカホカするズラよ。
だから…毎日、同じ時間に見に行ったズラよ。
「坊…ワシはあのお屋敷の小屋に1人で住んでおる。一緒に来るか?」
まさ爺は…へちまのことを坊って呼んだズラ。
へちまは…帽子と緑の靴下を持ってまさ爺の小屋にいったズラ。
小さな小屋に、まさ爺とへちま。
まさ爺は、へちまの荷物を不思議そうに見たズラ。
「して坊は何でサンタの帽子と靴下なんぞ持っとるんじゃ?」
『サンタってなんズラ?』
「クリスマスの日にプレゼントをくれる爺さんじゃい。」
『プレゼントってなんズラ?』
「そりゃ…坊の欲しいものじゃ。」
『いつもらえるんズラ?』
まさ爺は…笑ってこういったズラ。
「坊はもらえんなぁ…悪さばかりしとったからのう。」
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