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トテトテトテ…
トテトテ…ピタ。
トテトテトテ…
トテトテ…ピタ。
トテトテ…
「うっとおしいよ、両生類!」
スパコーンとへちまの頭に何か当たったズラ。
ひどいズラ、カッパのお皿は命ズラ!
「織部先生…大人気ないよ、いくら佐野さんの隠し…。」
「断じて、違いますから…。」
隣の先生逃げるズラ…魔王が降臨してるズラ。
ガクブル…ガクブル…。
なんズラかね…お皿が凍りそうな寒さズラね…。
「僕に用なんだろ?職員室の前を何往復するんだよ。」
僕は忙しいんだ、用件を早く言うか、帰ってくれない?
ムムム…魔王はイライラしてるズラ…
怖いズラ…
でも…へちまはいい子の証明をするズラ!
『織部、これ見せてやるズラ!』
べちょんと織部の顔面に紙を叩きつけてしまったズラ!
ヤバいズラ…危険ズラ…ガクブル…ガクブル…。
魔王のオーラが濃くなってるズラ…。
「……ふーん…。」
あれ…?
いつものすごいヤツが来ないズラ?
『…織部…?』
不思議そうに見上げれば…織部…笑ってるズラ…。
それはそれで…怖いズラ…。
「…あぁ…これでいいんでしょ?」
持って行きなよと織部は包装紙に包まれた箱をくれたズラ。
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