くすぐったいね

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「くすぐったいような、変な感じだね」 「うん。こんな気持ち初めて。不思議。和くんとは、何度も朝ご飯食べたのに」 「陽菜…」 「和くん…」 名前を呼び合うだけで、照れ臭いような、恥ずかしいような、フワフワした幸せな気分になる。 「毎日こんな朝を迎えられたらいいね」 「うん」 目をつぶって、しばらく幸せを噛み締めていた。
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