二度目のお泊まり

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喋らなくても気まずくない、こんな空間って、すごく心地いい。 和くんを見ると、目が合った。 和くんも同じ事考えてるのかな。 「ごちそうさま。焼き肉もコーヒーも、すごく美味しかった。和くん、ありがとう」 「どういたしまして。いつも陽菜には美味しいご飯ご馳走になってるからね。喜んでもらえて嬉しいよ」 「就職のお祝いしてもらえるって思ってなかったから、すごく嬉しかった」 しばらく見つめあってると、ゆっくりと和くんの顔が近づいて来る。 『あ、キスされるんだ』 って思った瞬間、 「お風呂が沸きました」 という声が響いた。
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